反町隆史演じる晁蓋(ちょうがい)ビジュアル初解禁!
『水滸伝』は、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆(はんぎゃく)の物語。現代にも通じる「理不尽な権力に抗う意志」と「仲間との絆」が、壮大な群像劇として描かれていく。
そんな“はみ出し者”たちが結集する志の砦〈梁山泊〉を率いる頭領のひとり、晁蓋(ちょうがい)。
民に慕われる義の心と、烈火の如き闘志をあわせ持つ晁蓋は、物語のもう一人の中心人物。信頼で人を動かす“光を灯すカリスマ”・宋江(演:織田裕二)とともに、梁山泊を率いて腐敗した国家権力に立ち向かっていく。
反町隆史演じる晁蓋は、義に生きる姿勢と圧倒的な武勇で“托塔天王(たくとうてんおう)”の異名を取る男。民衆からの人望と苛烈な闘志でまとめ上げる、まさに“闘志”の頭領である。
元より激情に満ち、理不尽に満ちた世の中に対して牙を剥いてきた晁蓋だが、宋江が書き記した世直しの書『替天行道』に出会い、同じ志を持つ仲間として彼と出会う。静と動、水と火——まったく異なる資質を持つ二人の頭領が体制に反旗を翻した者たちが集う志の砦<梁山泊>で並び立ち、国家権力に立ち向かう大いなる叛逆の物語が、動き出す。
【コメント】
■晁蓋役・反町隆史
2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。
晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。
「北方謙三 水滸伝」是非、ご期待ください。
■若松節朗監督
反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。
その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
そして、反町隆史は照れ屋でもある。
普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。
義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせて欲しい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せて欲しい。
何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実に嬉しい。
眩い程の「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。
反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい。